タスクスケジュール プリエンプティブ 令和5年秋期 午前問17

●プリエンプティブ方式とは、

実行中のタスクを中断しながら、別のタスクにCPUを割り当てて処理を行う方式

優先度に応じてタスク処理のスケジューリングを行う方式

プリエンプティブな優先度ベースのスケジューリングで実行する二つの周期タスクA及びBがある。タスクBが周期内に処理を完了できる 
タスクA及びBの最大実行時間及び周期の組合せはどれか。ここで,タスクAの方がタスクBより優先度が高く,かつ,タスクAとBの共有資源はなく,タスク切替え時間は考慮しないものとする。
また,時間及び周期の単位はミリ秒とする。

タスクはAが優先。

Aの周期は重要です。

Bのタスク実行中にも、優先され、Aが割り込まれるのがポイント。

 

正解はアです。

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正しい。タスクAの隙間でタスクBを実行していくと、7ミリ秒でタスクBを完了できます。よって、8ミリ秒の周期内で完了できます。

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    タスクBの4ミリ秒の処理を完了するのに10ミリ秒を要します。よって、9ミリ秒の周期に収まりません。
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    タスクBの5ミリ秒の処理を完了するのに14ミリ秒を要します。よって、13ミリ秒の周期に収まりません。
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  • 17e.gif/image-size:228×105
    タスクBの5ミリ秒の処理を完了するのに17ミリ秒を要します。よって、15ミリ秒の周期に収まりません。
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